私たちが提案するソリューションには、企業経営に必要とされるCRMや、その現実に欠かせないSFAといった確かなコンセプトが盛り込まれています。当社が開発したITシステムや制作するホームページの中で、そこに貫かれたコンセプトをお感じ頂けることと思います。
CRMは、まずはじめに、自社の顧客を深く理解することから始まります。
顧客の過去の購入履歴などから「いつどんな商品を買っているのか、何に関心があるのか」 ということを分析します。
そして次に、得られた情報を元に企業から顧客に働きかけます。 顧客は企業から有益な情報をタイムリーに得るのです。結果、企業にとっても顧客にとっても相互に利益を生み出し、永続的な関係を築き上げていくのです。
説明をすると難しい活動のように聞こえますが、具体例としてわかりやすいのは昔ながらの青果店です。
店主が来店客について「あの奥さんは去年のこの時期に山菜をおすすめしたら、 "天ぷらにして食べてすごく美味しかった"って喜んでくれたな」という記憶を元に、「今年も美味しい山菜が入りましたよ」などおすすめをする…というのはまさにCRMの一環です。
このように、CRMの原型は昔から個人店でも取り組まれてきたのです。 顧客のニーズが多様化し、それにあわせて企業活動が複雑化するなか、あらためて顧客との関係を見直してよい関係を築き上げ相互に利益をあげていくCRMは、これからの経営には企業の規模など関係なく必要なのではないかと私たちは考えます。
SFAは、『勘・根性・経験』といわれる営業を、『科学的・自動的』なものに変えていこうとする流れから生まれた概念です。 この概念のように、営業というものを個人の能力の差に関わらず、科学的・自動的な営業に変えていくことでさらに様々な利益を企業にもたらそうと発展してきたのが、このSFAシステムです。
SFAシステムには大きく分けて3つのメリットがあります。 まず第一に、営業プロセスを自動化することによって、営業部門のなかで生まれる個々の営業の差をカバーします。 第二に、顧客に一番近い存在である営業がもつ貴重な情報を、社内全体で共有・一元化することによって、企業活動全体の大きな糧とすることができます。 そして第三に、今まで自動化されていなかった部分にあてていた時間を有効に活用できたり、共有された情報を有効に活用したりすることによって無駄を省き、全体的なコストの削減にも貢献します。
このように、多くの利益をもたらすSFAシステムを取り入れることによって、企業が営業個人の能力に頼るだけではなく、その力が最大限に活かされるようにサポートをしていくことで経営の活性化につながり、結果的に他社との大きな差が生まれると、当社は考えます。
東日本大震災(平成23年3月11日発生)において、中小企業の多くが、貴重な人材を 失ったり、設備を失ったことで、廃業に追い込まれました。また、被災の影響が 少なかった企業においても、復旧が遅れ自社の製品・サービスが供給できず、 その結果顧客が離れ、事業を縮小し従業員を解雇しなければならないケースも見受け られました。 このように緊急事態はいつ発生するかわかりません。BCPとは、こうした緊急事態への 備えのことをいいます。
BCPとは、事業継続計画であり、ビジネスコンティニュイティ・プランの略です。
企業がビジネスコンティニュイティに取り組むうえで基本となる計画で、災害や事故 などの予期せぬ出来事の発生により、限られた経営資源で最低限の事業活動を継続、 ないし目標復旧時間以内に再開できるようにするために、事前に策定される行動計画 です。弊社も不測の事態に備え、BCPを策定しております。
BCPの策定では、まずビジネスインパクト分析を行って自社の業務プロセスが抱える リスクと影響(損害)を洗い出します。そのうえで優先的に復旧すべき業務とそれに 必要な設備やシステムを明らかにし、目標復旧時間の設定や復旧手順を計画していき ます。今後、ビジネスを永続的にしていく上では、必要なことではないかと思われます。